
フェニックス・アセットマネジメント集中講義 (PAMS)にHAMA-J 理事が登壇いたしました
HAMA-J's board members lectured on Phoenix Asset Management Studies (PAMS)
1. イベント概要
2. HAMA Chinaスプリングカンファレンス
3. 2025 AHF®アジア ホスピタリティ・観光フォーラム
4. 新規会員募集
3月末日、ホスピタリティ業界における大規模フォーラムを通した日中の交流が行われました。
中国、上海においてHAMA Chinaスプリングカンファレンスおよび2025 AHF®ホスピタリティ&ツーリズムフォーラムが開催され、日本からは代表としてHAMA Japan会長の池尾氏、同副会長の内藤氏、そして同国際担当の松永氏が参加いたしました。
日時:2025年3月27, 28日
会場:ベルラージオ・バイ・MGMホテル(上海)
参加者:約2000名のホスピタリティ業界関係者
主催:AHF®アジアホスピタリティ&ツーリズムフォーラム、中国文化・観光星光賞、Henry Chen氏(AHF®事務局長)
2025 AHF®フォーラムの一環として行われたHAMA ChinaカンファレンスにおいてゲストとしてHAMA Japan理事の同3名が参加いたしました。本カンファレンスにおいてはHAMA Japanの日本国内における活動、日本のホテル市場およびアセットマネジメントの状況などについて情報を共有させていただきました。
<開催日時>
2025年3月27日(木)14:00~17:00 (UTC+8)
<出席者>
周 涛氏(HAMA Chian 会長、JLLホテル&ホスピタリティ部門マネージングディレクター)
陳 恒氏(AHFフォーラム 創設者)
陳 晓欧氏(FOG Capital & Asset Management Group)
Rene Bernard Beil氏(HAMA Middle East / Africa 会長)
池尾 健氏(HAMA Japan 会長)
内藤 武士氏(HAMA Japan 副会長)
松永 裕文氏(HAMA Japan 国際担当)
<目的>
アジア地域におけるホテルアセットマネジメントについて、各国HAMAの経験や知見を共有することで、業界全体における知見の向上に寄与することを目的としていました。
<主要議題>
<HAMA Japanからの共有>
1.日本のホテル市場現況と回復状況
日本において近年はインバウンド需要が力強く回復しつつあり、国内旅行需要と相まってホテル平均単価・RevPARが大幅に上昇していることや、2025年大阪・関西万博など今後の大型イベントによる追い風などから、投資家の関心が高まっていることについて共有いたしました。
2.HAMA Japanの取り組み
HAMA Japanでは定期的な勉強会やイベントの開催を通じて、ホテルアセットマネジメントの重要性を啓発し、業界内の知見共有に努めていること、また、オーナーと運営会社の橋渡し役としてのアセットマネージャーの価値向上を図るための取り組みを共有いたしました。
3.日本に市場における課題
日本が直面する課題(人手不足、老朽ホテルの再生、ESG対応など)についても触れ、それらに対する業界の取り組み状況を共有しました。特に、運営効率化とゲスト体験向上の両立が重要な課題となっている点を強調し、テクノロジー活用とホスピタリティの融合が鍵になると述べました。
4.国際連携への期待
中国や中東を含む各地域の経験から日本も学べる点が多いと考えており、今後の国際的な連携強化に期待していることを述べました。各国HAMA間で定期的に情報交換を行い、ベストプラクティスを共有することがアセットマネジメントの水準向上につながると考え、HAMA Japanとしても他地域との協働を進めていきたい旨を述べました。
<カンファレンスの成果>
・地域間での知見共有の合意
会議を通じて、中国、中東、日本それぞれの市場特性を理解し合い、課題解決に向けた知見交換の重要性が再確認されました。そのため、特に市場変動への対応、人材不足、技術革新への対応などの共通課題に対して、各国の成功事例を持ち寄り共有する取り組みを進めることが合意されました。
・人材交流と能力開発における協働の提案
アセットマネージャーの専門性向上や若手育成について、国際的なワークショップやトレーニングの共催を検討する提案も出され、具体化に向けて各国HAMA間で調整していくこととなりました。
2025年3月28日(木)においては節目となる20回目のAHF®(Asia Hospitality and Tourism Forum)が開催されHAMA Japan理事、同3名が参加いたしました。本フォーラムのパネルディスカッションにおいては2000名を超える中国のホスピタリティ業界からの参加者の方々に、同理事より日本のホスピタリティ投資やJ-REITについての知見を共有させていただきました。また、多くの参加者が来場した本フォーラムにおいて、中国、中東、日本の各国HAMA会長および幹部が集まり、登壇させていただいたことによってHAMAのプレゼンス向上につながりました。
<登壇セッション概要>
日時:2025年 3月28日(金) 16:40~17:30(UTC+8)
形態:パネルディスカッション
<モデレーター>
周 涛氏(HAMA China 会長、JLLホテル&ホスピタリティ部門マネージングディレクター)
<パネリスト>
陳 晓欧氏(FOG Capital & Asset Management Group)
Rene Bernard Beil氏(HAMA Middle East / Africa 会長)
池尾 健氏(HAMA Japan 会長)
内藤 武士氏(HAMA Japan 副会長)
<テーマ>
中国の既存ホテル資産の再活性化:国際的な知見と中国の事例の比較を通した資産価値向上に関する考察
<HAMA Japanからの提言>
1.既存資産の改装と再用途化
既存資産の活用および価値向上についての提言を行いました。日本における既存ホテルへの適切な改装投資や用途転換によって新たな顧客層に訴求し、資産価値を向上させる戦略的リノベーションについて述べ、特に地方都市の老舗ホテルをライフスタイルホテルにリブランドした事例などについて紹介しました。
2.収益多角化と運営効率向上
収益源の多角化や運営効率化を通した既存物件の収益力向上について述べました。具体的にはレストラン・宴会場などの付帯部門の最適化、ホテル内スペースの再配置(コワーキングスペースの導入など)、デジタル技術によるオペレーション効率化など、日本におけるハード・ソフト両面からの改善について紹介しました。
3.市場変化への適応
日本におけるニーズの多様化と適応について紹介しました。日本におけるインバウンドおよび国内旅行ニーズの多様化と既存ホテル資産の柔軟な対応の事例について述べました。
4.国際的な知見共有の価値
HAMAという専門家ネットワークを通じて各地域の知見を共有することの重要性について述べました。中国、中東、日本における共通課題に対して、各地域の成功事例から学べる点が多く、グローバルなベストプラクティスを今後も積極的に共有していく必要性について提言しました。
<フォーラムの成果>
・HAMAのプレゼンスの向上
200名以上の業界関係者が参加した本イベントにおいて、中国、中東、日本の会長および幹部が集まりセッションを実施したことからHAMAという専門家ネットワークの重要性に関する認識が高まりました。
・活発な討論と好意的な反響
「非常に示唆に富む内容だった」といったポジティブな反応が多数聞かれ、当日のイベント総括においても「各界エキスパートの智慧のぶつかり合いが参加者の積極的反響を引き起こした」というご評価をいただきました。
・地域横断的な洞察の獲得
中国、中東、日本という異なる地域のHAMA代表が一堂に会し、各地域の成功事例とローカル事情を擦り合わせることで深い洞察が得ることができました。
・将来に向けたアクションについての共通認識の構築
既存ホテルの資産価値向上のためには単発の改修だけでなく継続的なマネジメント体制の強化が不可欠という認識が各国HAMA間において共有されました。
HAMA Japanでは、2025年度 新規会員を募集しております。
会員の皆様には以下をはじめとする特典がございます。
・ 2025年度 年次セミナーへの無料参加
・ ネットワーキングイベントなどへの会員価格での参加
・ 会員限定イベントへの参加
・ 過去のセミナー・勉強会資料などの閲覧
今後も定期的に勉強会、各種セミナーを計画しておりますので、是非ご期待ください。
ご興味のある方は下のフォームから、ぜひお申込みいただけますと幸いです。
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HAMA-J's board members lectured on Phoenix Asset Management Studies (PAMS)
HAMA Japan's board members participated in HAMA China conference and 2025 AHF® forum.
HAMA JAPAN held New Year Event 2025 on 29th January
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